大詰めの米大統領選挙で、不穏な雰囲気が漂っているのが、投開票日である11月5日の後の展開だ。円滑に政権移行が進むのか、不安は尽きない。
記憶に新しいのは、2020年11月3日に投開票が行われた前回の大統領選挙の悪夢だ。この選挙では、議会が選挙結果を正式に確定した翌21年の1月6日に、敗北した共和党のトランプ大統領(当時)の支持者が連邦議会議事堂を襲撃する前代未聞の騒乱となった。
予想される選挙後の混乱
襲撃事件の引き金は、トランプ氏が敗北を認めなかったことだ。今回もトランプ氏は、選挙結果を受け入れるとは明言していない。24年8月にABCニュースが行った世論調査では、7割弱が「トランプ氏には結果を受け入れる用意がない」と答えており、民主党のハリス副大統領についてすら、約3割が同じ疑念を抱いている。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら