前代未聞の「高齢者対決」。
2024年11月5日に投開票が行われる米国の大統領選挙。今回は現職大統領で2期目を目指す民主党のバイデン氏と、前大統領で共和党のトランプ氏が再び相まみえる可能性が高い。
ただしバイデン氏が2期目を務めることになれば、任期終了時の年齢は86歳。トランプ氏も当選すれば、退任時には82歳だ。バイデン氏はすでに現役大統領としての最高齢記録を更新しており、両者の対決は米国史上、前代未聞の「高齢者対決」になる。
大統領選の候補者選びが始まるのは、24年1月15日に行われる共和党のアイオワ州党員集会からだ。民主党は2月3日にサウスカロライナ州で行われる予備選挙からスタートする。民主党は慣例として中西部アイオワ州の党員集会を予備選挙のスタートとしてきたが、52年ぶりにそれを変更する。
バイデン氏としては、黒人支持者の多いサウスカロライナ州で初勝利を収めることで、選挙戦に向け勢いをつけたい考えがある。
スーパーチューズデーで候補者が絞り込まれる
3月5日には、スーパーチューズデーというヤマ場を迎える。予備選挙と党員集会が多くの州で集中する日で、13〜15州において同日投票が行われる。ここで各党の候補者が絞り込まれていく。
その後7〜8月に各党が党大会を実施。予備選挙や党員集会の結果を受け、党の大統領候補が正式に指名される。9〜10月には公認候補による本選挙が本格化し、11月5日の投票日を迎えるという流れだ。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら