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世界規模で拡大する「脱炭素ビジネス」の前途 EV、太陽光発電、洋上風力、水素エネルギー…

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投資は世界的に増えているが、不透明感も漂う。

巨大な風力発電の風車
中国では各地で巨大再エネ施設の建設が進む(写真:Getty Images)

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鳴動する政治。終息しない戦乱。乱高下する市況。その先にあるのは活況か、暗転か――。
『週刊東洋経済』12月23-30日 新春合併特大号の特集は「2024年大予測」。世界と日本の行方を総展望する。
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2024年も脱炭素関連ビジネスは世界規模で拡大する見通しだ。太陽光や風力といった再生可能エネルギーへの投資や、電気自動車(EV)に関連したビジネスが伸びる。

「再エネへの投資を23年に牽引したのは中国だった。24年は米国でも太陽光発電への投資が伸びるだろう。22年に成立したインフレ抑制法による投資促進効果が発現する」と、ブルームバーグNEFシニアアソシエイトの菊間一柊氏は見通す。

EVの新車販売数は、24年に1752万台と、23年比で24%増えるとブルームバーグNEFは予想する。中国、欧州、北米など世界各地で伸びる。

投資額は過去最高

再エネやEVといったエネルギー転換分野に対する投資は、22年に世界で約1兆1100億ドルと過去最高だった。21年に比べ約31%も増えた。23年上半期も世界の再エネ分野への投資額は3580億ドルと、22年下半期と比べ16%増と堅調に拡大している(いずれもブルームバーグNEF調べ)。

ただ、23年の再エネへの投資は中国で大きく伸びた一方、ほかの地域では伸び悩んだ。

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