「大きな政府」対「小さな政府」という米政治の保守・革新の対立構図が、意味を成さなくなってきた。「大きな政府」に期待する白人労働者階級が、「小さな政府」を求めてきた政党である共和党支持に転じている。さらに「大きな政府」を求める中南米系や黒人にも共和党支持が増え出しているからだ。
保守系シンクタンク「アメリカン・コンパス」が英国系大手世論調査会社YouGovと共同で行った世論調査結果が、こうした傾向を如実に示し、注目されている。トランプ現象で共和党支持層の意識が変わり出し、従来の保守政治の旗印だった「小さな政府」が放棄されるようになっている。他方で民主党支持者に金持ちで「財政保守」(=「小さな政府」支持)が増える傾向がのぞくという。
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