米国では、大統領選挙の投開票が行われる11月5日に、連邦議会も改選となる。まずは多数派の行方に注目が集まるが、選挙後の政策運営を占ううえでは、各党の議員の構成がどうなるかも見逃せない。再選を目指さない議員の投票行動を分析すると、選挙後の議会では、現在よりも各党の党派色が強まりそうだ。
中道派退出で党派性強まる
今回の選挙では、米国議会の歴史の中でも、多くの議員が入れ替わりそうだ。州知事などへの転身を目指したり、政界から引退したりするなど、再選を目指さない議員が多いからだ。
2年ごとに行われる連邦議会選挙では、定員が435議席である下院の全議席と、同じく100議席である上院の3分の1が改選される。米政治サイトの「バロットペディア」によれば、2024年3月31日時点で、上院では8人、下院では42人の議員が再選を目指さない意向を明らかにしていた。
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