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政治・経済・投資 #戒厳令ショック 激動の朝鮮半島の将来

韓国大統領選・与党「国民の力」候補の一本化シナリオが崩れた理由、いまだ尾を引く「戒厳令」の影

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ソウルで握手を交わす韓国与党「国民の力」大統領選候補の金文洙前雇用労働相(右)と韓悳洙前首相(写真・EPA=時事)

2025年6月3日に投開票される韓国大統領選は、本格的な選挙戦に突入した。各種世論調査では、左派の「共に民主党」の公認候補、李在明(イ・ジェミョン)氏が独走状態にある。 

選挙直前に韓悳洙(ハン・ドクス)・前首相に候補を一本化し、一気に劣勢をはね返して劇的な大逆転を遂げる――。右派の「国民の力」の実力者らが、「秘策」としてあたためていたこんなシナリオは、あえなく崩れた。なぜこんな結果になったのか。今後も李氏の無双状態は続くのか。

前代未聞の公認選び

立候補を届け出たのは李氏のほか、すったもんだの曲折の末、「国民の力」の公認候補となった金文洙(キム・ムンス)氏、さらにやはり右派の少数政党「改革新党」公認の李俊錫(イ・ジュンソク)氏ら7人だ。

韓国の世論調査会社、リアルメーターが2025年5月11日に発表した調査によると、主要候補による事実上の三つどもえ対決になった場合の投票先では、李在明氏が52.1%、金氏が31.1%、李俊錫氏が6.3%だった。

この調査が実施されたのは、金氏が韓氏との一本化で大もめにもめていたころだ。最終的には韓氏が立候補せず、公認候補選を勝ち上がった金氏が届け出たが、そこに至る過程では、「国民の力」所属議員もあきれるほどの混乱があった。

非常戒厳を宣布した尹錫悦・前大統領が弾劾(だんがい)・罷免(ひめん)され、強い逆風にさらされる保守勢力が、一縷(いちる)の望みをかけたのが、韓氏を担ぎ上げる案だった。

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