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韓国24年春「総選挙」で日韓関係はどう動くか 与野党ともに支持率は30%台の低空飛行が続く

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注目を浴びる「中道」と「浮動票」。

記念写真に納まる韓国の尹錫悦大統領、バイデン米大統領、岸田首相
4月の総選挙で与党が敗北すれば対日関係にひびも(写真:共同)

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2024年の韓国は大きな政治イベントを控えている。4月10日投票の国会議員選挙(総選挙、1院制)だ。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の、残りの任期3年の政治運営を占ううえで重要な選挙である。

与党「国民の力」は定数300議席のうち、111議席しかない。過半数獲得が目標だが道は険しい。

一方の最大野党「共に民主党」は168議席を占めるが、勢いを欠いており、過半数割れも指摘されている。

ただし韓国の総選挙は、投票日直前まで情勢を見極めにくい。「投票日1カ月前、いや、1日前でも勝利がどちらに転ぶかわからないだろう」(韓国紙の政治部記者)とされる。

「中道」と「浮動票」に注目

今回の特徴は、「中道」と「浮動票」に注目が集まっている点だ。「右」か「左」、「保守」か「革新(韓国語では進歩)」という二項対立で語られることの多かった韓国で、中間的な立場を取る人が増えてきた。

世論調査会社・韓国ギャラップ社によれば、23年11月末現在での政党支持率は、国民の力が33%、共に民主党が34%で拮抗している。そして、支持政党なし・無党派が29%だった。

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