「将来の目標が定まらない」思い悩む学生の盲点 自分が成し遂げたいことを具体化して考える

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頂戴した相談に書かれている、「ヒトを助ける」とか「社会を変える」という目標自体は素晴らしいのですが、やはりどうしても漠然とした感じがしてしまいます。

そうではなく、「どのようにして、ヒトを助けたいのか」や、「どのようにして、社会を変えたいのか」などと、より具体的に考えたほうがよいでしょう。

目標や目的、すなわちやりたいことが明確であればあるほど、その実現のための手段も、自ずと明確になるものです。

FKさんはまだ学生ですから、当然将来に関してはいろいろな選択肢がありますし、大いに悩むべき時期です。

むしろ悩めば悩むほど、将来に対する自分自身の選択肢や決断に対して納得がいくようになりますから、大いにそうするべきです。

とは言え、いつまでも悩んでいても仕方がありませんから、冒頭に申し上げた通り、「夢の具体化」を図っていったほうがよいでしょう。

まったく将来何をしたいのかがわからない、といケースであれば、やるべきことはほかにあるのですが、FKさんの場合はある程度やりたいことの方向性は見えていますから、後は具体化するだけです。

目標をどんどん具体化して考える

例えば「社会を変える」。

素晴らしい目標ですし、学生でありながらそのような志を持てること自体、優秀な証しだと思います。

後はもう一歩進んだ、具体化が必要です。

例えば、の例ですが、「社会を変える」には「社会」という要素と「変える」という要素の2軸に分解できます。

ではその「社会」とは具体的に何を指すのか。どの単位の社会(世界、地域、国、コミュニティー、業界、会社などの特定の集団や組織、または特定の問題、など)を想定するのか。

当然それによって目指すべき手段としての職業や、自分の立ち位置は変わります。

そして「変える」。

これも、具体的な社会問題、または特定の問題に関する変化を狙うのか、何をもって変化とするのか、そのアプローチは?など、考えることはさまざまあります。

この2軸、「社会と変化」をより具体化したうえで、ではその実現のための手段として、どのような職業や関わり方があり、その中で自分は何を選択するべきか、を考えたほうがよいでしょう。

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