「将来の目標が定まらない」思い悩む学生の盲点 自分が成し遂げたいことを具体化して考える

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そしてもう1つ。

弁護士について「思ったとおりの成績が出せなければ、望み通りの事務所には就職できない可能性もある」とFKさんは書かれていますが、これはどの職業に関してもそうです。

例えばFKさんはコンサルと弁護士の2択で現在は悩まれています(なお、ここではなんのコンサルなのかが不明のため、以下はいわゆる「戦略コンサル」という前提で書きます)。

当然認識されているように、弁護士も非常に競争の激しい職業ですし、ライバルも多いですから、成績や成果、結果によって、携わることのできる案件も変わってきます。

一方で戦略コンサルはどうか、というとこれまた状況は一緒です。

ご存じのとおり、人気ファームには非常に多くの学生が職を求めるのに対し、採用数は極端に少ないですから、入り口の段階でも競争は熾烈です。

仮にいったん職を得たとしても、ファーム内でのアップオアアウト(昇進できるか、できずに退職せざるをえないか)や成績などによって携わる案件のスケールや内容が異なってくることに加え、どのファームに入るのか、転職を考えるかどうか、など、諸々仕事内容や待遇、成長性や将来性も変わってきます。

さらに言うと、戦略コンサルという職業の性質上、どうしても「その後」のキャリアを考えるべきなのですが、当然「その後」の選択肢においても、コンサル時代の実績などが大きな影響を及ぼすことは言うまでもありません。

どの職業を選んでも自分次第

つまり、どの職業を選んでも「要は自分次第」という側面はあり、その意味では「安泰になる職業なんてない」、ということです。

であるからこそ、学生時代に大いに悩み、自分自身のそのときの選択肢に対して、将来後悔することのないようにしたほうがよいでしょう。

そしてそれには夢の具体化などが必要なのは、すでに述べたとおりです。
どんな職業でも自分の夢を叶えるにあたって、困難にぶつかるときや、迷うときがあることは当たり前ですから、その困難などを乗り越えるのに大切なことは、どれだけ自分がその夢に対して真剣か、です。

夢や目標に対して真剣であればあるほど、困難や難局にぶつかっても、道を切り開くことできるハズです。

つまりは諦めない力の源泉となりうる、ということです。

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