さて、ダメ人間作戦は「そもそも勉強自体したくない」ときの対処法なのですが、「勉強する気はあるが、なかなか乗り切れない」という瞬間もたくさんあるでしょう。
私の場合、家を出て図書館に行ったはいいが、なーんかやる気が出ない、という日がありました。どこかへ遊びに行くほど気が乗らないわけではないが、なぜか効率が悪い。そんな状態です。
こんなときには「お釜でごはん」作戦が有効です。思い出していただきたいのは、お釜でごはんを炊く際の合言葉、「はじめチョロチョロ、なかパッパ」。つまり、弱火から強火へ、という流れです。
頭のウォーミングアップを意識しよう
あまり意識していない人が多いようですが、料理の火加減と同様、勉強にも”強度”があります。一度読んだ参考書を再度読む、人の話を聞くといったことは、頭をフル回転させなくとも可能なので、強度が低いと言えます。その一方、暗記する、記述問題を解くといった勉強は、強度が高い。
なかなか乗り切れないときには、「はじめチョロチョロ」として強度の低い勉強を先に持ってくると、気持ちが勉強に向かいやすくなります。はじめにチョロチョロすることがウォーミングアップとなり、頭が「勉強モード」に入っていくので、強度の高い勉強に入っていきやすくなるのです。
私の場合、参考書を読むのがいちばん楽だったので、気が乗らないときにはそうした勉強をし、徐々に気分を高めて記述答案作成などのきつい勉強に入っていくように心掛けていました。
そう、私はこれで塾通いをやめたのです(最近、ネタに昭和感が満載でしょうか)。今回挙げたものは一例ですが、重要なのは、自分なりのモチベーションアップ手段を持つこと。ロンリーなご質問者様が、今後の試験も独学で突破できますように。ではまた。
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