タロウさんが「プロジェクトチームに入りたい」と伝えるつもりで言った英文ですが、日本語的な感覚で柔らかくしようとmaybeをつけてしまったのだと思います。これでは、「チームに入れてほしいかどうか、よくわからない」と、まだ決断できていないように聞こえてしまいます。
では、Maybe的なニュアンスはどう出す?
本当に迷っているときに使うのはかまわないのですが、次のような場合には使うのを避けたほうがよさそうです。
ex)Do you know how to turn off the copier?
(このコピー機、どうやってスイッチ切るかわかる?)
× Maybe you should push the blue button.
↓
○ You should push the blue button.
(青いボタンを押せばいいんですよ)
maybeをつけると、「青いボタンを押せばいいかもしれないし、そうじゃないかもしれないし……」という意味になってしまいます。正しい方法を知らないときにはありですが、明らかに知っているのにmaybeをつけるのは間違いです。
ex)Can you attend the meeting tonight?
(今夜の打ち合わせ、参加できる?)
× Maybe.
(〈Noの代わりに〉もしかしたらね)
↓
○ Sorry, I can’t.
(ごめん、行けないんだよ)
誘われたときや頼まれたときに、断りづらくてmaybeと言うのはやめましょう。まだ決断できていないだけで、可能性があると相手は思ってしまいます。再度、尋ねられてしまうかもしれません。断るときにはsorryと言いながら、きっぱりと断りましょう。理由を添えるのも忘れずに。
× Maybe I think it’s a good idea.
↓
○ I think it’s a good idea.
(いいと思います)
I thinkとつければ十分です。maybe I thinkでは「~と思うかもしれないし、そうではないかもしれないし」と自分がどう思っているのか自分でわからないように聞こえます。I thinkを取って、Maybe it’s a good ideaと言うのは文法的に間違いではありませんが、I think it’s a good idea のほうがナチュラルです。
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