タロウさんからたびたび話を聞いていた新規プロジェクト。予想以上に順調に事が運び、新たにメンバーを加えてさらに大きな規模で取り組むことになったそうです。
このプロジェクトに興味のあったタロウさん、チームに入らないかと米国人の上司に持ち掛けられたところまではよかったのですが、どうやら話がうまくいかず、チームに入れなかったと肩を落としながらやってきました。
相手には、こんなにも弱気に見えている!
彼の話を基に、彼が上司と交わしたと思われる会話を再現してみます。
(タロウ、プロジェクトチームに興味はあるかい?)
(そうですね、面白いかもしれないと思いますけど)
(実は、もうひとり追加のメンバーが必要なんだ。君が適任だとみんなが言っているし、チームに入ってくれないか? このプロジェクト、気に入ってもらえると思うよ)
(ええ、ええ、面白そうなプロジェクトですし、やってみたいかもです)
(それが、スケジュールの関係で即答してほしいんだ)
(えっと、なので、ぜひこのお話お受けしたいかも……)
(そうか、迷っているなら、別の人を当たってみるよ。ありがとう)
少々誇張した会話になっていますが、きっとこんな感じでミスコミュニケーションがあったのではないかと思われます。
せっかくのチャンスを逃してしまったタロウさん。プロジェクトチームに入りたかったのに、なぜ入れてもらえなかったのかわからず、本人は首を傾げていました。
まさに、maybeを使いすぎたせいで、やる気が伝わらなかったのです。


















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