タロウさんからたびたび話を聞いていた新規プロジェクト。予想以上に順調に事が運び、新たにメンバーを加えてさらに大きな規模で取り組むことになったそうです。
このプロジェクトに興味のあったタロウさん、チームに入らないかと米国人の上司に持ち掛けられたところまではよかったのですが、どうやら話がうまくいかず、チームに入れなかったと肩を落としながらやってきました。
相手には、こんなにも弱気に見えている!
彼の話を基に、彼が上司と交わしたと思われる会話を再現してみます。
【上司とタロウさんの会話】
上司:Taro, are you interested in joining the project team?
(タロウ、プロジェクトチームに興味はあるかい?)
(タロウ、プロジェクトチームに興味はあるかい?)
タロウ:Yes. Maybe I’m interested.
(そうですね、面白いかもしれないと思いますけど)
(そうですね、面白いかもしれないと思いますけど)
上司:Well, we need another member and everyone thinks you would be the best. I’m sure you’ll like the project.
(実は、もうひとり追加のメンバーが必要なんだ。君が適任だとみんなが言っているし、チームに入ってくれないか? このプロジェクト、気に入ってもらえると思うよ)
(実は、もうひとり追加のメンバーが必要なんだ。君が適任だとみんなが言っているし、チームに入ってくれないか? このプロジェクト、気に入ってもらえると思うよ)
タロウ:Yes, yes, I’m interested in the project, so maybe I want to join the team.
(ええ、ええ、面白そうなプロジェクトですし、やってみたいかもです)
(ええ、ええ、面白そうなプロジェクトですし、やってみたいかもです)
上司:Sorry, we need an answer now because the schedule is tight.
(それが、スケジュールの関係で即答してほしいんだ)
(それが、スケジュールの関係で即答してほしいんだ)
タロウ:So, maybe I can accept the offer...
(えっと、なので、ぜひこのお話お受けしたいかも……)
(えっと、なので、ぜひこのお話お受けしたいかも……)
上司:Well, if you’re not sure, I will ask someone else. Thank you anyway.
(そうか、迷っているなら、別の人を当たってみるよ。ありがとう)
(そうか、迷っているなら、別の人を当たってみるよ。ありがとう)
少々誇張した会話になっていますが、きっとこんな感じでミスコミュニケーションがあったのではないかと思われます。
せっかくのチャンスを逃してしまったタロウさん。プロジェクトチームに入りたかったのに、なぜ入れてもらえなかったのかわからず、本人は首を傾げていました。
まさに、maybeを使いすぎたせいで、やる気が伝わらなかったのです。
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