浪人した理由を聞いたところ、「大学に行って勉強したいものが医学くらいしかなかった」という消極的な理由だったそうです。
こうして1浪で河合塾津田沼校に入ったごろうさん。千葉から巣鴨に通っていた友達と一緒に通えるように同校を選んだそうですが、しだいに授業に行かなくなってしまったそうです。
「僕は授業を受けるのがすごく苦手だったんです。先生が数学の授業で板書をしている時間、待っているのがもったいないから早く答えを配ってほしいと思っていました。そのうち、効率が悪いと思って授業に出なくなってしまったんです。今でこそ家庭教師をするようになって、一般的には塾に通うほうが合理的だとわかったんですが……成績もよくないのに本当にうぬぼれていたと反省しています」
高校3年生の最後に初めての彼女ができたこともあり、浪人中も夜に電話をしたり家に遊びに行ったりしていたと当時を反省するごろうさん。
それでも、現役のときよりも勉強に使える時間が多かったため、センター試験では8割程度の得点を獲得します。この結果を受けて「もしかしたら受かるかもしれない」と思い、福島県立医科大学に出願しますが、結局不合格となってしまいました。
突っ伏したまま動けなくなってしまった
「どこにも行くあてがなかった」彼は、四谷学院に入り、2浪を決断します。しかしこの年から彼は、慢性的な精神の不調に苦しめられることになります。
「また予備校に通わなくなってしまいました。2浪しているのが恥ずかしかったのもありましたし、彼女と別れて落ち込んだことも大きかったです。そうやって家にいると、さらに調子が悪くなってきて、気分が落ち込む感じになってきたんです。床に泥人形のように溶けている感じで、ずっと突っ伏したまま動けなくなってしまうことがよくありました」
「うつ」のような状態になってしまった彼は、この年のセンター試験では前年度より成績が下がり、8割弱の点数に終わります。この年は金沢大学の医学部に出願しましたが、またしても落ちてしまいました。
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