ごろうさんは千葉県出身。父親は医師で、母親は専業主婦でした。小さい頃は明るくよく喋る子で、勉強面に関してもできないほうではなかったそうです。
「小学校時代は、学年で上から20番以内くらいでした。小学5年生のときに中学受験をすることになって、地元の市川中学校を目指して勉強しました。そちらには受からなかったのですが、ほかに受験した3校には合格することができました。その中から親の勧めもあって巣鴨中学校に進学しました」
東京にある名門中高一貫校である巣鴨中学校・高等学校。「勉強はあまりしていなかった」と語るごろうさんは、なんとか中の下くらいの成績をキープしながら、副キャプテンをやっていた野球に打ち込んでいたそうです。
「英数国3教科の実力テストでは、英語ができたので上位に入っていました。小学生のとき、父親の仕事で2年間アメリカに住んでいたので、それだけは学年で2番目くらいだったんです」
「英語だけは真面目にやっていた」と語るごろうさんは、高校1年生ごろに受けたTOEICでは865/990点という点数を叩き出しました。
高校に上がってからは、バスケットボール部に熱中し始めたごろうさん。とにかく楽しくて1人で朝早く学校に行き、自主練をしていたそうですが、「勉強は本当にしていなかった」と振り返ります。
文系クラスを勧められたが…
「先生には文系クラスを勧められたのですが、やりたいことが特になかったので悩んでいたんです。文系に行くと、面接で話を盛って、自分をいい人間かのように飾りながら就活をすることになるのかなと思ったことと、周囲が東大か医学部志望ばかりだったので医学部に行くほうがいいかな、と思い理系クラスを選びました」
医師だった親もこの選択を喜んでくれたそうですが、現役時のセンター試験の結果は奮わず、65%程度に終わりました。「この成績では医学部に行けない」と思ったごろうさんは、どこの大学にも出願せずに浪人を決断します。
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