今回は、勉強熱心な人が陥りがちな罠のひとつである「情報収集だけをし続ける、インプット偏重」から脱却することの重要性について説明しましょう。
突然ですが、皆さんの周りには、こんなタイプの人が少なからずいるのではないでしょうか?
「たくさんの本を読み、ネットなどから最新情報もたくさん集め、何を聞いても知っている」
「誰が何を語っているかという情報は、やたらにたくさん持っている」
「そのことについての意見や見解を聞いても、あまり明確なものはない」
「その知識や情報を仕事に生かしているかというと、そうは見えない」
「ついでに、聞かれれば答えるけれど、基本的に自分からはあまり発信しない」
いわゆる、情報過多の「もの知り博士」のような状態の人です。ビジネススクールで10年以上教鞭をとる中で、デキるビジネスパーソンは、このようなタイプとは真逆であることをひしひし感じています。
いわゆる「デキる人たち」は、確かに情報収集も積極的に行いますが、それ以上にその情報から何が言えるのか、自分や自社にとってどのような影響があるのかを考え、考えたことや自分の意見を「アウトプット」しています。
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