受験は「できない子の逆をする」のが有効な理由 よくある成功体験談をまねることの落とし穴
●やる気に頼らない
合格する子は「やる気がない」ときも、「やっています」。また、やりはじめると気分が乗ってくることをよく知っています。生徒に「やる気が出ない」と言われたとき、私は、「君たちのお父さんやお母さんだって、やる気がないときもあるのに、仕事や子育てをがんばっているんだぞ」と説明しています。
残り5分で最後の力を振り絞る練習
体育会系の部活では、練習のときにコーチや監督が「あと1回!」「あと1周!」「あと3分!」と鼓舞します。苦しいときに最後の力を振り絞る練習です。
マラソンでも、選手はゴール前でラストスパートをかけます。最後の瞬間には、脳からドーパミンも出てくるため、がんばり切れることも科学的に証明されています。
最後まで諦めないこと、少ない残り時間でも全力で問題と向き合うことは、家でも練習ができます。40分で宿題をやるときに、35分でタイマーがなるように設定して、残りの5分はそれまで以上に集中して必ず解き終わらせる、というものです。
受験の合否は、1~2問の差で決まります。限界ギリギリのときに「あと5分でも」と粘れるのは、立派な武器になります。4教科の入試だと、20分の粘りが大きな点につながるでしょう。
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