間取りを変えずに作る「自ら勉強する子に育つ家」 廊下に3段ラックを置き、ランドセル置き場に
「その子らしさ」を存分に発揮できる環境づくり
「頭のよい子」「かしこい子」という言葉を聞いて、どのようなイメージをされるでしょうか。
テストで高い点数を取る子、成績がよい子、偏差値が高い子、集中力が抜群の子、有名中高に通っている子など、勉強にまつわるイメージが多いのではないでしょうか。たしかにそのようなイメージの子も「頭がよい、かしこい」といえるかもしれませんが、私は異なった視点をもっています。
それは「その子の特性、性格、タイプに合った能力や適性を発揮できている状態の子」です。端的にいえば、「その子らしさ」が出ている状態と考えています。
私は人には誰にでも固有の能力や才能があると思っています。それが発揮されて伸びていくと、いわゆる「頭がよい」「かしこい」状態になります。なぜならその道を追求し、極まっていくからです。偏差値のように誰かと比べて高いか低いかではありません。単にその子のもっている“らしさ”が発揮されればいいのです。
すると、その子に気持ちのゆとりができ、自己肯定感が上がり、やらなければならないことも自主的に行動するようになります。結果として、いわゆる「勉強」もするようになっていき、学力は上がっていくのです。これが原理です。
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