間取りを変えずに作る「自ら勉強する子に育つ家」 廊下に3段ラックを置き、ランドセル置き場に

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【ランドセル置き場】

(画像:『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』より)

ランドセル置き場には、子どものめの高さに時間割と持ち物一覧があるので、1年生のときから自分で準備して、忘れ物もほぼなく登校

【やることリスト】

(画像:『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』より)

見える化、ルーティン化が大切

ランドセル置き場の上には帰宅後してほしいこと(風呂→ごはん→宿題→自宅のプリント学習など5分程度→明日の準備など)を貼り出し。やることリストを見ながら調子がいいときは自ら取り組めるように見える化してあり、廊下に貼ることで帰宅後の動線もスムーズ。それがルーティン化されていることも◯

■注目ポイント

「見える化」が上手にされていますね。

集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が 育つ家のしかけ
『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』(日本文芸社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

「見える化」は大人も子どもも必要なことです。これがされているかいないかで、行動に大きな差が生まれます。子どもに対して、口頭でやるべきことをいっているだけでは、毎日いい続けなくてはいけません。

しかし、Aさんのように「どこに何を置くか」「何をいつやるのか」が具体的に示されていると、子どもにとってはとてもわかりやすく淡々と自主的に行動することができます。そして何よりも大きなメリットは「『見える化』というしくみで何事もこなしていけると子ども自身が学べる」ことです。この型が今後の子どもの思考、行動の鋳型(いがた)として定着することでしょう。

すると自己肯定感を満たされ、未来に対する希望も生まれます。この希望から、自分のやりたいこと、好きなこと、得意なことを見つけることができるでしょう。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

講演、執筆相談はこちらから。

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