キャリアがうまくいかない時の「典型」5パターン キャリアアップの本質は「交渉力の向上」にある

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転職が思うように進まない……そんなときの乗り越え方とは(写真:jessie/PIXTA)
『キャリアは「①資格」→「②資源×③資質」→「④資本」→「⑤資産」というとらえ方をすることができます。多くの人にとって働く上での最終ゴールになりうる「⑤資産」。これを手に入れるために、一般的にはそのスタート地点に経つための「①資格」を得るところからキャリアは始まります』
そう話すのは、リクルート、Amazon、LINEなどの企業で人事担当者・採用担当者として多くの人のキャリアに触れてきた青田努氏です。
しかし、現実には自分自身ではコントロールできないことも多く、なかなか思うように進めないことだらけではないでしょうか。本稿では、同氏の新著『図解 「いいキャリア」の育て方 「5つの資」から考える人生戦略』より一部を抜粋し再構成のうえ、そのようなときの乗り越え方や、知っておきたい考え方、落とし穴の回避の仕方などまとめています。

キャリアにおける交渉力とは

1、キャリアアップ=交渉力の向上

「どんどんキャリアアップしていける会社に就職したい」「今のままだと、いつまでもキャリアアップできる気がしない」など、社会人であれば「キャリアアップ」という言葉を使ったことがある方も多いかと思います。

それでは、キャリアアップとはどのような意味なのでしょうか。どのような状態の変化があれば、キャリアがアップしたと言えるのでしょうか。一般的にキャリアアップには「出世する」「給料が上がる」「成長実感を得られる」「憧れの企業に入る」など、さまざまなイメージがありますが、私はキャリアアップの本質は「交渉力の向上」にあると考えています。

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