キャリアがうまくいかない時の「典型」5パターン キャリアアップの本質は「交渉力の向上」にある

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詰みパターン5 体調を崩して働けなくなる

これはわかりやすいパターンですが、言うまでもなく健康は大切です。持病や事故などはしょうがないですが、働きすぎて心身にダメージを与えてしまうと長引くこともあります。

キャリアは長距離戦です。走るだけでなく、時には歩きつつ、休憩しつつ、栄養を補充しながら進んでいく必要があります。

仕事の短期的な失敗や評価ダウンは、あなたの健康ほどキャリアにダメージは与えません。忙しいときは休むことに抵抗があるかもしれませんが、「予定がないから休む」のではなく、「休むという予定を入れる」、このスタンスを大切にしてください。

「自分にとっての」リスクを考える

3、キャリアにおける「リスク」との付き合い方

キャリアにおいて、リスクはつきものです。先が見えず、未知のものは怖く感じてしまうこともあるでしょう。しかし、リスクとの正しい付き合い方を知ると、より遠くまで冒険できるようになります。

まず大前提として、何をリスクとするかは人によって異なります。
たとえば、有名な大企業を辞めてベンチャー企業に転職するとなると、周囲から「もったいない」「あの会社なら将来安泰なのに、どうしてわざわざベンチャーに行くの?」という反応をされるケースも多いでしょう。

ただし、本人が今後のことを考えて「このままだと自社でしか通用しない人になってしまう」「自分の看板で勝負できない人になってしまう」「退屈なことに慣れると精神が腐ってしまう」というリスク回避の考えに基づいてとった行動であれば、本人にとってはリスク回避行動となります。

つまり、リスクは人によって異なるので、「自分にとっての」リスクを考えることが大切になります。

そして、リスクを考える上で必要となるのは、何よりもまず「自分の望む状態」を自覚することです。これがないと、そもそも何がリスクとなるかを判断するモノサシがなく、リスクに気づかなくなってしまいます。

リスクの存在を認識できなければ、リスクとうまく付き合うことはできません。自分の気持ちや価値観こそがリスクを考える上での基準となります。

リスクをとったとして、それが単なる無謀な賭けであってはいけません。即死リスクとならないための対策が必要です。リスクを適度なものとし、うまく付き合っていくには、以下のような方法があります。

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