複数の選択肢を用意する
プランAが失敗した場合にはプランBを発動させるというパターンです。一発アウトとさせず、常に抑えの策を用意しておくことで、生き残る可能性を高めるアプローチです。
曖昧度を下げる、小分けにする、具体的にする
先行きが見えにくい社会状況ではありますが、「この業界は今後どうなるか?」という、自分には対応できないリスクに向かい合うのではなく、小分けにして具体的にしていくことで対策を取りやすくなります。
「先行きはこの6パターンが考えられる。それぞれの場合の対策は~」などと用意するようなイメージです。
自分がコントロールできない大きいものは小分けにして、自分がコントロール可能なサイズにしてしまいましょう。
不確実性は可能性でもある
自分がとれるリスクを見定める
ドラマのように「責任は自分がとります」と格好良く言いたいところですが、それでは済まない問題もあります。
誰しも自分が取れる範囲の責任には限界がありますので、失敗したときにとれる責任(= とっていいリスク)については認識しておきましょう。「ここまでなら自分が傷つくだけで済むけど、ここから先は周囲の被害が大きいので、進むのはここまで」という考え方です。
リスク対応力を身につける
最後に、ベースアップするための長期的な方法として「自分だったらどうにでもリカバリーできる、という自信と実力を身につけていく」ことが挙げられます。
独立してフリーランスになって失敗したとしても、自分を「再就職しようと思ったら引く手あまただから問題ない」という状態にしておけると、気軽にチャレンジもしやすくなります。
いいリスクのとり方がわかると、人はもっと遠くまで冒険できます。自分にとってのリスクを認識し、正しくリスクテイクしていくことでキャリアは広がっていきます。
リスクは公平に天秤にかける
転職などキャリアチェンジに関心があっても、「キャリアチェンジしたあとのリスク」に目を奪われ、「これにはリスクがあるから」と思考停止して動けなくなる人がいます。
しかし知っておいてほしいのは「リスクは公平に天秤にかける」必要があるということです。この場合、天秤にかけるべきは「現職に留まるリスク」です。
フラットに「現職に留まった際の想定シナリオ」と「キャリアチェンジした際の想定シナリオ」とを、勇気を持って比較検討しましょう。
不確実性は可能性でもあります。リスクとともにある新たな可能性に怯えているだけではフェアな選択にはなりません。
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