日本のゆるい職場で専門性獲得できる人の生き方 「石の上にも3年」戦略はもはや通用しない?

成長するのにはシビアな時代になっている
私たち社会人にとって今はどんな時代かと言えば、2020年前後から劇的な進度で「選択とゆるい職場の時代」になったと言えます。どういうことかというと、現代は、2010年代までの終身雇用制度が健在だった時代と比べると明らかにキャリア選択の機会が増えていて、一方で労働時間は減り、OJTやOff-JTといった社内教育の機会も減少しているということです。
かつてのように、選択の機会が大きく2回(新卒での就職時と定年退職時)しかない“3ステージ人生”で、会社に拘束される時間が長い“きつい職場”だった時代は、キャリアデザインという点においては、見通しが立てやすく、周囲との差もつきにくいものでした。
それが今は、成長のための時間や機会を自分でつくり出していかなければならない、実はとてもシビアな環境にがらりと変わりました。それこそが、「選択とゆるい職場の時代」なのです。
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