いつも朝食は食べず、朝はゆっくりトイレに座る時間もない……。そんな生活習慣を続けていると、今後、痔になってしまう可能性があるかもしれない――。さらに食生活、シャワートイレの使い方、おしりの拭き方などによっても痔のリスクを高め、すでに痔がある人も症状を悪化させる可能性があるという。
コロナ禍で外出が減り、リモートワークが増えて一日中座りっぱなしの生活を余儀なくされた結果、密かに痔を抱える人が激増したともいわれている。肛門科専門医の平田雅彦医師に痔にならないための習慣、気をつけるべきポイントについて聞いた。
コロナ禍で外出が減り、リモートワークが増えて一日中座りっぱなしの生活を余儀なくされた結果、密かに痔を抱える人が激増したともいわれている。肛門科専門医の平田雅彦医師に痔にならないための習慣、気をつけるべきポイントについて聞いた。
コロナで「痔主」が増えた?
「コロナ禍で家に閉じこもって動かない生活をしていたら、痔になってしまったという患者さんがたくさんいます」(平田医師)
コロナ禍では運動不足が大きな社会問題になったが、その裏で痔の患者数も大きく増えているという。とくに、それまで通勤や通学で毎日4000~5000歩は歩いていたのに、リモートワークによってそれが0になってしまった、というケースが多い。
そもそも「痔は高血圧や糖尿病、肥満などと同じ生活習慣病」と平田医師は言う(関連記事:【痔】生活改善で治る人と手術が必要な人の違い)。過度な疲労やストレス、不規則な食生活や睡眠不足のほかに、運動不足も痔にとってはリスクとなる。いま、明らかに運動不足という人は、今後、要注意といえる。
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