「弱った腎臓が元気になる」超手軽な食べ物の正体 面倒な手間や食材は不要、簡単に食べられる

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野菜の食べ方にもいろいろありますが、毎朝スムージーを飲む人が実は冷えで悩んでいたり、サラダは細胞膜を咀嚼では壊しきれず、吸収できない栄養が多く残ってしまいます。

また、サプリだと野菜と違って栄養が単体なためバランスがとりにくく、体にとっては不自然です。食事として咀嚼する行為は人間の本来の姿であり自然な形。噛むことで脳が働き、腎臓を鍛えてくれますよ。旬の野菜をよく噛んで食べるのがベストです。

大事なこと2 天日塩を使う

スープを作るときに、必ずやっていただきたいことがあります。それは、昔ながらの自然の製法で海水から作られた、ミネラルたっぷりの自然塩を使うこと。中でも私が一番に推奨しているのが「天日塩」です。天日塩とは、海水を太陽の光と風によって結晶化させて作る塩のことです。

生命は海の中から生まれたといわれています。私たちの体内の多くは水分であり、今もイオンバランスは海水によく似ています。腎臓がつかれてしまうのは、このバランスが崩れてしまうから。だから、海水と同じミネラルを含む天日塩とたっぷりの水を摂ることで、腎臓はゆった~りすることができる。そんなイメージを思い浮かべてみてください。

逆に、食塩などの安い精製された塩はミネラルが偏っており、腎臓にダメージを与えてしまいます。また、自然塩であっても岩塩はミネラルが少ないので、私のレシピでは使っていません。

もし天日塩が手に入らなかったら、原料が「海水」のみで、窯炊きなどの製法を使った塩ならスーパーで手に入りますから、塩だけは必ずいいものを使ってください。

腎臓スープのレシピ
(出所:『超!解毒スープ おつかれ気味の腎臓がよみがえる』)

スーパーで買えるレベルの“いいもの”を使おう

大事なこと3 いい調味料を使う

天日塩以外にも、スープにはいろいろな調味料が登場します。どれも特殊なものではなく、味噌、醤油、お酒やみりんといった一般的なものです。天日塩でしっかり味をつけることが多いので、風味をつける役割になります。

とはいえ、調味料は一度買ったらしばらく使うものなので、少しいいものを手に入れたいと思っています。“いいもの”とはいっても、私自身近所のスーパー「ライフ」で買っていますから、難しいことではないでしょう。

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