「毎朝メモ帳に10のアイデアを書く」続けられる? 完璧主義に邪魔されて諦めがちな人への助言

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楽しんでたくさんのアイデアを生み出すために、起業家兼ベストセラー作家が使っているリストとは(写真:Rhetorica/PIXTA) 
「いいアイデアが浮かばない」と悩んだことのある人は多いだろう。
これまで20以上もの会社を1人で、もしくは共同で設立してきたアメリカのヘッジファンドマネージャーで、起業家兼ベストセラー作家でもあるジェームズ・アルトゥーチャーは、そんな悩みをどう解決しているのか。
『「週4時間」だけ働く。』の著者として知られるティム・フェリスが、現代のパイオニア106人に成功の秘密を聞きまくってまとめた本『巨神のツール 俺の生存戦略』の『富編』の中から、紹介しよう。

作家としてどこに目をつけたか

(ティムから)ジェームズ・アルトゥーチャーはこれまで20以上もの会社を1人で、もしくは共同で設立してきた。17社は失敗に終わったものの、残りの3社が彼に数千万ドルの利益をもたらしてくれた。

巨神のツール 俺の生存戦略 富編
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ジェームズ:人は誰でも生きている間に2~3ダースくらいは耐え難い痛みを経験するんだ。

みんな、その点では共通している。私は基本的にそういうことを書きたいんだ。

そして、自分がそこからどうやって回復しようとしたのかも書いてみたいと思ってる。

(ティムから)この言葉は、彼がどのようにして、他の作家たちが1000人の読者を獲得するよりも早く、無名の作家からのし上がっていったのかを説明してくれる。

ジェームズは、自分自身の痛みや恐れを掘り下げて、トンネルの先に見える明かりだけではなくて、真っただ中の暗闇まで書いてみせた。

これは、世にはびこる「世界は喜びにあふれている」と唱えながら、無理やり浮かべた笑顔で、ハイタッチをして歩き回る「指導者たち」を一掃した。

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