(ティムから)2007年以来、私のブログ記事で人気のあるものは、時間はほとんどかけていないけれど、私にとってはばつの悪いものばかりだ。
こういう記事を書くときには、いつも自分にこう問いかける。「懸命にもがいていることの、何が恥ずかしいんだろう? それについて、自分は何をしているんだろう?」
アイデアが10個出てこなければ、20個考えろ
(ティムから)ジェームズは、毎朝メモ帳にアイデアを10個書き出す習慣をすすめてくれた。
この方法は、あなたの中に眠っている「アイデア筋」を鍛えてくれるし、求めさえすれば、創造力が湧いてくるんだっていう自信にもつながっていく。
中身よりも、定期的に行うことが重要になってくる。
ジェームズ:仮に10個のアイデアが浮かばないときはどうすればいいだろう? ここにしかけがあるんだ。もし10個浮かばないなら、20個考えればいいんだよ……。
知らないうちに、自分で自分にものすごいプレッシャーをかけちゃっているんだよね。
完璧主義は、アイデア筋を鍛えようとしてるときには敵になるんだ……。
脳の働きが、君が傷つかないように守ってくれているんだ。そのアイデアで君が恥をかいたりしないようにね。
自分を馬鹿だと思ったり、羞恥心で苦しむようなアイデアを出さないように、守ってくれているんだ。この流れを断ち切るためには、あえて脳が悪いアイデアを思いつくように、仕向けないといけないんだよ。
仮に、君が本を書くためのアイデアを5個出したとしよう。どれもかなり良いアイデアだ。
そこで行き詰まってしまった……。そしたら今度は悪いアイデアを考えてみるといい。こんなのはどうだろう? 『ドロシーとウォール街の魔法使い』。
ドロシーが、カンザスでハリケーンに巻き込まれ、たどり着いたのがニューヨークのブロードウェイ、ウォール街のちょうどすみっこだった。
ドロシーは、『ウォール街の魔法使い』と呼ばれる人物(ゴールドマン・サックスCEOのロイド・ブランクファインのこと)を探し求めて、ウォール街を歩き回らないといけない。カンザスに帰るためにね。
そしたら彼は、ドロシーに、高頻度取引の金融トレーダーにならないか、と持ちかけた……
なんてくだらないアイデアだと思うだろう。
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