「毎朝メモ帳に10のアイデアを書く」続けられる? 完璧主義に邪魔されて諦めがちな人への助言

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ジェームズ:よし、それじゃ次の15個のアイデアに取りかかろうじゃないか。

まず、紙を2つに区切るんだ。

1つは、アイデアを羅列したリスト、もう1つはファーストステップ(それを実現するための最初の一歩)についてまとめたリストだ。

覚えておいてほしい。ファーストステップだけを書くんだよ。だって、そのファーストステップが、君をどこへ連れていってくれるかは分からないだろう?

アイデアの良し悪しは気にしない

ジェームズ:ここで私のお気に入りのたとえを紹介しよう。リチャード・ブランソンのエピソードだ。

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彼は、自分が乗ってる飛行機のサービスが気に入らなかったんだな。そこでこんなアイデアを思いついた。「新しい航空会社を作ろう」って。

一体どうやって、金もない出版社の人間にそんなことができると思う? 彼の最初の一歩がこれだ。

「ボーイング社に電話をかけて、飛行機を貸してくれるか聞いてみる」

どんなアイデアだって、壮大すぎて初めの一歩を踏み出せないなんてことはない。もし、初めの一歩が手ごわそうだったら、ちょっと簡単にしてみればいい。

そのアイデアの良し悪しなんて気にしちゃいけない。すべては実践あるのみ、なんだからさ。

ジェームズが使っている「10項目」リスト

(ティムから)ジェームズのリストに書いてあるのは、仕事関係のものだけではない。むしろ仕事に関するものの方が少ない。彼が詳しく話してくれた。

ジェームズ:1年で、仕事に関するアイデアを、3000件以上も思いつくのは大変だ。数個でも思いつけばラッキーってところかな。

これを楽しんでできるかが、カギなんだ。そうじゃないならやらない方がいい。

(ティムから)ここに、実際にジェームズが書いたリストのサンプルを紹介しよう。

・新しいものに書き換えることができる10の古いアイデア
・発明できる10個のくだらないもの
・自分が書くことのできる10冊の本
・グーグル、アマゾン、ツイッターなどに関する10のビジネス・アイデア
・アイデアを伝えることのできる10人の人間
・ポッドキャストで使える、または撮影できる映像の10のアイデア
・中間業者を取り除ける10の業界
・みんなは当然のように思っているけれど、同意できない10のこと など。
ティム・フェリス 起業家、作家

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Tim Ferriss

米国の起業家、エンジェル投資家、作家、ポッドキャスター、ライフスタイル研究の第一人者。ファスト・カンパニー誌の「世界で最も革新的な人物」、フォーチュン誌の「40歳以下の影響力ある40人」、CNN の「テクノロジー分野における地球有数のエンジェル投資家の一人」などに選出される。

これまでに刊行した5冊の本はいずれもニューヨークタイムズベストセラーやウォール・ストリート・ジャーナルベストセラーリストで1位となり、『The 4-Hour Workweek』(邦訳『「週4時間」だけ働く。』)は35カ国で翻訳されている。

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