年を取っても記憶力がいい人と低下する人の差 記憶力に不安が出始めた大人のための勉強法

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決意と頑張りを無駄にしない、大人のための勉強法をご紹介します(写真:dmitrii/PIXTA)
新年の目標を立てる人も多いこの時期。語学やビジネススキル、検定試験など「今年は勉強するぞ」と決意を新たにしている人も多いと思います。しかしいざ勉強を始めると「昔のように覚えられない」「この前覚えたはずなのに思い出せない」など、以前より落ちた記憶力にショックを受け始める人もいるかもしれません。今回は、決意と頑張りを無駄にしない、大人のための勉強法を『見るだけで勝手に記憶力がよくなるドリル2』の著者で、記憶力日本一の池田義博氏がご紹介いたします。

年齢を重ねても記憶力は維持できる

お察しのとおり、加齢で脳が衰えるのは残念ながら避けられません。しかし筋肉と同様、トレーニングすれば何歳からでも脳を鍛えることができます。

手前味噌ですが、私は40代半ばから記憶力日本選手権大会に参加し、10~20代の若い選手たちをおさえて、出場した6回すべて優勝しました。しかし、これは私が特別な才能を持ち合わせているからではありません。

私の知り合いには、50代で試験を受けて大学院に入った方も60代で司法試験に合格した方もいます。つまり記憶力とは才能以外の影響がとても大きい能力なのです。そして記憶力の維持に大事なのは誰でもできる3つの心がけを守ることだけ。

1つ目は「覚える意志」いわば意欲を持つこと。偽の薬でも効くと信じて服用すると本当に効果が出ることがある「プラセボ(偽薬)効果」をご存じでしょうか? これと同様に「覚えられない」「無理だ」というネガティブな思い込みは記憶スイッチをオフにしてしまいます。

記憶力が衰えない人は皆「年だから覚えられない」とは考えません。低下するのは記憶力ではなく意欲です。意欲の低下や苦手意識をなくすことが記憶力維持の第一歩になってくれます。

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