注意!「副業の落とし穴」意外に多い"重大NG4つ" ブームだからこそ「気をつけるべき4つの点」

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【落とし穴②】契約業務を書面に明記していない

副業は短期プロジェクトですので、寄り道する暇はありません。

「ゴール」のイメージと「やらないこと」を明確にし、「〇〇年〇月にこの状況にする」ということを書面に明記することが重要です。

ゴールを明記することは、自らにプレッシャーをかけることにもなりますが、それは「プロの副業人材」として、覚悟すべきことです。そして、「やらないこと」を明記することで、自身を守ることができます

おすすめは「契約業務以外については別途料金が発生する」と記載することです。

副業だからこそ「線引き」が重要

副業先でよくあることとして、次のようなことが起こります。

・CEOや役員、社員が、「副業人材」にいろいろなことを相談して、さまざまな事業に巻き込む
・その結果、「副業人材の本来のミッション」が達成できなくなる
・本来のミッションで結果が出なかったことを、責められる

日本には、「日本企業のメンバーシップ型雇用の文化」が残っている企業がたくさんあります。そうした企業では、「副業人材」が本来の職務以外のこともお願いされることがあるので、要注意です。

そのためにも、最初の契約時に、契約業務を書面に明記することがとても重要になります。

【落とし穴③】「人脈資産の切り売りだけの仕事」である

「副業人材」として雇う側の企業の中には、「あなたの持っている人脈・ネットワークにアプローチしたいだけ」というケースもあります。

あなたの人脈・ネットワークを副業先に使うときには、「何のために副業をしているのか」を、改めて確認しましょう。特に、本業に支障が出ることになっては本末転倒です。

人脈・ネットワークは貴重な資産ですから、すり減らしてはいけません。

「貴重な資産を使うことが合理的でない」と判断するのであれば、そのような仕事は断りましょう。

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