注意!「副業の落とし穴」意外に多い"重大NG4つ" ブームだからこそ「気をつけるべき4つの点」

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キャリアアップのための副業とは、「プロの副業人材」として、「自分の持っているスキルを活かして副業先でもきっちりと成果を出し、報酬をもらいながら成長していく」という副業方法です。

自分のキャリアは自分で「ハンドル」を握ろう

「プロの副業人材」としての副業先選びでは、大前提として、「時間と場所をコントロールできる仕事」を選ぶことがとても大事になってきます。

移動時間や無駄な打ち合わせをなくすなど、働き方を自分でコントロールすることで、出せるパフォーマンスも変わってきます。空いた時間ができれば、さらに副業先を増やすことができ、成長速度も加速できるでしょう。

「自分のキャリアは、自分自身でハンドルを握る」という意識を持ち、最小の時間で目的を達成できるような副業先を選ぶことを心掛けてください。

そのうえで、副業先を選ぶときには、次の「4つの落とし穴」に要注意です。

【落とし穴①】労働集約型である

雇う側の視点で見れば、「プロの副業人材」の価値は「自社ではできないことを解決するノウハウを持っている」点にあります。

「ほかの人でもできる業務は、ほかの人に任せる」という割り切りを持ち、あなたが価値を出せることだけにフォーカスし、最小の時間で顧客が満足する仕事をするよう心掛けましょう。

具体的には、「価値あるノウハウ」を活かして「ディレクションだけ」するようなミッションを切り出し、副業として受けるのがスマートです。

ほかの人でもできる作業やリサーチなど、「労働集約的な業務(作業)」は請け負わず、社内スタッフをアシスタントにつけてもらうか、別途雇ってもらうようお願いしたほうがいいでしょう。

会社のやり方がすでにあり、マニュアルどおりにやればいい「ヘッドカウント(頭数)の仕事」では、あなたの市場価値は上がりません。それらは、ジュニア人材が仕事を覚えるためにやる仕事か、「時間の切り売りをするような働き方」であることが少なくないからです。

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