「プロの副業人材」として働くにあたり、報酬はいくらが妥当なのか、きちんと交渉することは大切です。
しかし、高い報酬を求めて何度も無理な値段交渉をするというのは、考えものです。特にキャリアアップを目的とした副業の場合には、「お金は、あとからついてくる」という考え方も必要になります。
僕は、キャリアアップのための副業をする意義は、「目先の収入」よりも、人生100年時代を生き抜くために未来の「収入チャネル」を増やすことにあると考えています。
そうして複数の副業先を確保しておけば、本業で思うようなキャリアを歩めなくなったとしても、「いざというときに副業を本業に置き換える」こともできます。
副業は「人生のセーフティネット」となるのです。
セーフティネットは1枚よりも2枚、3枚と、多いほうが安全です。
複数の副業先を確保しておく、つまり「人生のセーフティネット」を複数持つことで、キャリアが断絶するリスクを、より減らすことができます。
副業は「人生の転ばぬ先の杖」になる
収入増だけを狙った副業ではなく、キャリアアップのための副業をする場合、「プロの副業人材」として、「成果を出せるスキル」をきちんと身に付けてからにしましょう。
まだ「成果を出せるスキル」がないのであれば、いまいる環境で「成果が出せるレベル」まで技を磨くか、育成余力のある会社で技を磨く努力をすべきだと思います。
キャリアが垂直的だったこれまでは、新卒入社した会社=「本業」で、60歳までにどこまで出世の階段を上れたかが「成功の指標」でした。
しかしこれからは、「60歳以降に持続可能な仕事がどれだけあるか」が、ビジネスパーソンの成功の指標になってくるのではないでしょうか。
人生という耐久レース、「転ばぬ先の杖」として、「選び方」に注意したうえで、早めに副業に挑戦してみることをおすすめします。副業は「選び方次第」で、人生の「最高のセーフティーネット」になるからです。
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