成長につながるのは「向上心」と「向上感」のどっち? 齋藤孝が説く"似て非なる2つの言葉"の大きな違い

「できるようになった」という実感がすべてだという(写真:metamorworks/PIXTA)
「向上心の塊のような学生もいれば、向上心がさほどない学生も大勢います。でも私は、向上心はあってもなくてもあまり関係ない、それほど大切ではないと思っています」と語るのは、明治大学の教授として各メディアでも活躍する齋藤孝氏。
そんな齋藤氏が、自己肯定感を持つために「向上心」以上に大切だと考えるものはいったいなんなのでしょうか。同氏の著書『折れない心は、言葉でつくる』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
プロのすごさに感動したら、それが出発点
どの世界にもプロとして活躍する素晴らしい人たちがいます。ゲームの世界には素晴らしいゲームを生み出す人やそれを上手にプレイするプロゲーマーがいて、ダンスの世界でもダンサーたちがものすごい技を見せてくれます。
アイドルグループ「timelesz」のメンバーを募集したタイムレスプロジェクトを見ていると、先生側のプロのダンサーはびっくりするほどの短時間で振りつけを覚えて自分の表現にしてしまいます。
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