「イライラ」や「怒り」が心臓の健康に悪い理由
薄々気づいている人も多いと思いますが、怒ることは「心臓の健康」に非常によくないことです。
強い怒りとまでいかなくても、日常生活で感じるイライラやストレスも「心臓の健康」を損ねるもので、私が提唱した「100年もつ『100年心臓』」をめざすうえで「大敵」となるものです。
実際、怒りに任せて部下を怒鳴りつけている最中に、血圧が上がりすぎて急性心筋梗塞を起こし、そのまま救急搬送された人がいます。
なぜ、怒りやストレスが「心臓の健康」によくないかというと、「交感神経が過度に緊張する」からです。
いうまでもなく「交感神経」は自律神経の一種で、興奮・緊張したり、イライラしたりすると活発に働きます。逆にリラックスモードでは「副交感神経」が優位となります。
もちろん、日中の活動中は誰もが「交感神経」が優位になっているのですが、問題は「過度に働いてしまう場合」です。
しょっちゅう強い怒りを感じたり、ストレスが継続的にかかっている状況が続いたりすると、「交感神経の興奮」がなかなかおさまらないことになります。これが「自律神経の乱れ」を呼んでしまうのです。
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