「話題の"100年心臓"」作る!超簡単「6・3・3呼吸法」 「お腹も凹む!自律神経も整う!」凄い方法は?

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自律神経を整え、お腹を凹ませる呼吸法をご紹介(写真:shimi/PIXTA)
生活習慣病、血管、心臓など内科・循環器系のエキスパート「血管の名医」として知られ、日々多くの患者と接する医学博士の池谷敏郎氏。
テレビ番組『あさイチ』(NHK)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)やラジオ番組などに多数出演し、楽しくわかりやすい解説が好評を博している。
過去15キロ以上の減量に成功し、その減量メソッドを全公開した15万部のベストセラー『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』に続き、60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える 「100年心臓」のつくり方を上梓した。
「人生100年時代」を元気に満喫できるかどうか健康長寿のカギを握る「『心臓の健康』にいい生活」を、運動、食事、メンタルなどなどあらゆる観点から解説し、「100年もつ心臓」をつくるための秘訣を全公開した1冊だ。
同書は発売わずか6日で3刷2万部を突破、今週発売の『週刊ポスト』(2023年6月2日号)でも大きく特集されるなど、いま話題を呼んでいる。
その池谷氏が「話題の"100年心臓"を作る『6・3・3呼吸法』の超簡単なやり方」について解説する。 

「イライラ」や「怒り」が心臓の健康に悪い理由

『60歳を過ぎても血管年齢30歳の名医が教える 「100年心臓」のつくり方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

薄々気づいている人も多いと思いますが、怒ることは「心臓の健康」に非常によくないことです。

強い怒りとまでいかなくても、日常生活で感じるイライラやストレスも「心臓の健康」を損ねるもので、私が提唱した「100年もつ『100年心臓』」をめざすうえで「大敵」となるものです。

実際、怒りに任せて部下を怒鳴りつけている最中に、血圧が上がりすぎて急性心筋梗塞を起こし、そのまま救急搬送された人がいます。

なぜ、怒りやストレスが「心臓の健康」によくないかというと、「交感神経が過度に緊張する」からです。

いうまでもなく「交感神経」は自律神経の一種で、興奮・緊張したり、イライラしたりすると活発に働きます。逆にリラックスモードでは「副交感神経」が優位となります。

もちろん、日中の活動中は誰もが「交感神経」が優位になっているのですが、問題は「過度に働いてしまう場合」です。

しょっちゅう強い怒りを感じたり、ストレスが継続的にかかっている状況が続いたりすると、「交感神経の興奮」がなかなかおさまらないことになります。これが「自律神経の乱れ」を呼んでしまうのです。

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