「会社に行きたくない」憂鬱な"月曜"の乗り越え方 気分転換で感情を「上書き保存」するとよい

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朝の時間の使い方は、基本的には個人の自由です。ただ、ぜひ意識していただきたいのは、〝感情を整える時間を作る〟ということです。

たとえ前日にイヤなことがあっても、翌朝になれば、いったんリセットできます。朝一番の時間は、まだなんの成果も出ていない、フラットで穏やかな時間だからです。

ここで、これから始まる1日について、よいイメージを持ってみましょう。イメージするだけでもいいですし、「今日も1日いい日にしよう」と口に出してみるのもおすすめです。

朝は、自分の感情を整理し、心を前向きにする絶好のチャンス。朝の時間を上手に使うには、快適な目覚めが大前提です。

夜間の深酒や寝不足などは、極力減らすようにしましょう。朝からスタートダッシュできるように、生活リズムを整えることも大切なのです。

(画像:『感情的にならない気持ちの整理術 ハンディ版(特装版)』)
2、気分転換で感情を「上書き保存」する
★どんなにイヤなことでも忘れることができる。
★小さなことでもいいので、やるべきことを見つけ出す。
★TO DOに集中すればイヤな記憶が薄れる。

人間には記憶したことを忘れる習性がある

人間の脳は、新たな体験でこれまでに書き込まれたことが上書きされると考えられています。そうしなければ、インプットした膨大な情報を処理しきれないからです。

たった1日過ごすだけでも、目にすること、耳から聞くこと、手で触れたこと、食べた物、匂いをかいだ物など、実に多種多様な情報が入ってきます。

感情も1日中一定しているわけではなく、時間帯によって上下に起伏があるはずです。

そうした膨大な情報はすべて書き込まれるのですが、上書きされることで、もとあった情報が引き出しにくくなってしまうのです。

つまり、理屈からいえば、どんなにイヤなことがあっても、新しい情報が上書きされればいつの間にか思い出せなくなってしまうのです。

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