今年の新入社員、特徴は「AIチャットボット」? 「直接対話」に緊張感を持ってしまう人たち

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コロナ禍でオンラインが当たり前となってきた中で、デメリットも生まれているようです(写真:shimi/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

2023年度(令和5年度)の新入社員のタイプは「可能性は∞(無限大)AIチャットボットタイプ」だそうです(産労総合研究所より)。

もちろんすべての社員に当てはまるわけではなく、時代背景を象徴するものとして認識され、これからの人間関係構築を考える一助になるものだと考えます。

コロナ禍で閉鎖的な生活を余儀なくされた世代は…

実際に、今年の新入社員の方々は、最初の1年間こそ大学生活を含め、交友関係や社会での活動の場を広げることができましたが、その後は、コロナ禍で閉鎖的な学生生活を強いられることになりました。

授業はオンラインになり、友人とも会えず、バイトもなくなり、孤独や孤立を訴えるケースがカウンセリングをしている中でも、非常に多かったと感じます。最初にできた人間関係や環境から発展することがままならないばかりか、長引くオンライン授業により、地方出身者の方などは特に、地元に戻る学生も多く、親元から離れ自分の生活を確立できてきていた矢先の環境変化は、大きな負担や焦りとなって現れ、実際に「勉学に身が入らない」「何をするのもおっくう」「楽しいことがない」といった無気力から、心を病んでしまったり、モチベーションが保てずに、退学をしてしまうケースも珍しくありませんでした。デジタルネイティブ世代であっても、直接人と会うことができない環境は、ストレスの多いものだったと思います。

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