「30歳を過ぎた転職」で直面する思いがけない壁 前職で実績がある人ほど、転職先では要注意!

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実力はあるのだから、キチンと仕事をすれば、転職先でも必ず貢献できる。にもかかわらず、なぜか転職先では関係がギクシャクしてしまう。

以前の職場ではリーダー的存在だったりすると、そのギャップに心が折れそうになるだろう。中には、深刻に悩んで、「自分のコミュニケーション力不足が問題だ」と思い込み、「コミュニケーション力アップ講座」に通う人もいた。

しかし、コミュニケーション力をアップするのはカンタンではない。そんな遠回りをしなくても解消する方法はある。ミスコミュニケーションをなくせばいいのである。ミスコミュニケーションのパターンは限定的だから、そのパターンを覚えて対処すればいいだけなのだ。

問題となる「認識のズレ」をなくすには

問題は「認識のズレ」である。「ズレ」をなくす会話術を覚えていこう。

それでは、3つのポイントを紹介しよう。

1、確認し切る
2、質問し切る
3、話し切る

例えば、上司から「なるはやでお願い」と言われたとしよう。

こういう場合、反射的に

「わかりました。なるはやでやります」

と言ってはいけない。

ミスコミュニケーションを防ぐには「確認&質問」が必要だ。どんなに経験があっても、新しい職場では新人である。抽象的な表現をされても、うまく具体化できないのだから、確認し切る、質問し切るのである。

(画像:『キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ』)

例えば、頭の中に「PERT(パート)図」(作業の時間と流れをわかりやすく表現した図解)を思い浮かべてみる。そして質問を繰り返しながら、作業の種類、それぞれにかかる時間、手順などを「PERT図」をイメージしながら認識のズレを減らしていくのだ。

(画像:『キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ』)

このように抜け漏れなく確認し切ること、質問し切ることが重要だ。

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