要領のよさを決める「効果的な脳の使い方」とは 自分が「同時系」「継次系」どちらか知ってますか

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「要領がいい人」の脳の使い方とは?(写真:ふじよ/PIXTA)
「あの人は、いったい1日が何時間あるんだろう?」と思ってしまうほど、物事を段取りよくテキパキこなす人って、いますよね。「それに比べて自分は……」と頭を抱えてしまう経験がある人も多いでしょう。では「要領がいい・悪い」の違いとは何でしょうか?
国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事し、脳科学や認知心理学を駆使して、約1000件の企業研修で仕事のパフォーマンスを最大化するためのアドバイスを行ってきた作業療法士の菅原洋平さんは、「要領のよさとは、才能やセンスの問題ではない」と言います。「要領がいい人」は、ほんの少し、「脳の使い方」が違うだけ。その簡単なコツを、菅原さんの著作『「仕事が終わらない人生」が180度変わる 努力に頼らず「要領がいい人」になる40のコツ』より一部抜粋、再編集してお届けします。

あなたの脳の「型」はどっち?

なにかの作業を始めるとき、最初にぱっと浮かぶのは「いつものやり方」です。人の脳は、過去の経験則から先を予測することで、脳の省エネを図っています。

その意味ではとても便利な機能なのですが、客観的に見れば当たり前と思えるようなことに気づかずに、非効率な方法をやり続けてしまうことがあります。

脳には、その情報処理の仕方に「同時系」「継次系」という大きく2つの種類があります。私たちは、両方の処理系統を使っているのですが、どちらかに偏りがあり、それが「型」となって表れます。

要領がいい人になるためには、自分の脳の「型」を知ること。

まずは、あなたの「型」をチェックしてみましょう。

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