要領のよさを決める「効果的な脳の使い方」とは 自分が「同時系」「継次系」どちらか知ってますか
ケース③チームマネジメントを任された
・同時系のメンバー
本人は、「起爆剤が必要!」と感情を喚起させるようなことを考えていますが、周りから浮いてしまうことも。ひらめきで話すことも多いため、アイデアの根拠を問うと、あなたへの不信感を高めてしまいます。足りないことの指摘は「批判されている」と受け取られることが多いのです。
ビジネスフレームワークとして「ブレインストーミング(集団発想法)」を使うのが得意なので、アイデア出しの段階で活躍できるようにすると、お互いの不信感を減らすことができます。
・継次系のメンバー
情報を集めてから思考するため、会議では黙っていることがよくあります。周りのメンバーがアイデアを出して盛り上がっているときに、現実的に無理な点や注意事項について考えているので、「これをやるうえで注意すべきことはどんなことだと思う?」とアドバイスを受けるように話を振ってみると、的確に回答してくれます。
話が振られないと、「非現実的な人たちだ」と不信感をもったり、「自分はいてもいなくても同じ」と自己否定感を強めたりしてしまうこともあります。
会議をスムーズに進めるには?
ケース④会議を円滑に回したい
・同時系の相手
会議をするときに、突飛なアイデアを出したり、これまで前例がないことを根回しなしで実行したりしようとすることがあります。アイデアを否定されると固執してしまうかもしれません。
そこで、アイデアそのものより、「どんなふうに進行させたいのか」という思いを聞いてみましょう。思いを共有したうえで、前例から1つやり方を変えてみたり、新しいことをやってみたりすると、コミュニケーションがうまくいきます。
・継次系の相手
前例にないことはしないため、形式的で熱意がないように感じられるかもしれません。問題が起こったときへの対応を心配していることが多いので、新しい取り組みをするときには、トラブルへの対応方法を決めておくと安心して実行することができます。行事は面白かったことより、予定どおり進められたことに満足します。
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