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憂鬱な人は「やる気が出る仕組み」をわかってない 臨床心理士が説く「モチベーションを育てる」方法

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やる気が出る仕組みを理解すれば一生役に立ちます(写真:Funtap/PIXTA)

意志の力を高めるには、まずストレスを解消する必要があり、それには運動が最適だ。運動は即効性があり、長期的な効果が期待できる(Oaten & Cheng, 2006; Rensburg et al., 2009)。ストレスを解消し賢明な選択をするためのもう1つの重要な要素は睡眠だ。たった一晩、よく眠れなかっただけで、翌日にはストレスが高まり、集中力は低下し、気分は落ち込む。セルフコントロールはエネルギーを必要とする。睡眠が足りないと、脳はエネルギー不足に陥り、ストレスに対して脆弱になり、行動をコントロールしにくくなる。

羞恥心はモチベーションにとって有益ではない

<失敗との付き合い方を変える>

モチベーションをくじくもう1つの要素は失敗への恐れだ。ちょっとしたミスや脱線をしただけで自分を激しく批判したり攻撃したりすると、羞恥心や敗北感を覚えるようになる。

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羞恥心はモチベーションにとって有益ではない。自己批判や羞恥心にとらわれていると、自分は無力で不完全だと感じ、劣等感を覚える。そうなると、隠れたい、小さくなりたい、消えてしまいたいと思う。その感情は多大な苦痛をもたらし、逃げたい、避けたい、という強い衝動を生む。そうなると、もう一度立ち上がって挑戦するどころではなくなる。依存症に苦しむ人にとっては危険なことだ。

したがって、何らかの目標に向かって挑戦し続けたいのであれば、途中で失敗したときにどう対処するかを、慎重に考えておく必要がある。

うまくいかないと感じたら、セルフ・コンパッション(自分自身を思いやること)をしよう。セラピーでは、クライアントから次のような言葉をよく聞く。「わたしは意欲をなくし、怠惰になる」「わたしは何も成し遂げられない」「そんなふうに窮地から抜け出すのは、わたしには無理だ」。しかし、そうした自己批判はモチベーションを高めるどころか、うつを引き起こす可能性が高い。それを知ると、ほとんどの人は衝撃を受け、驚く(Gilbertet al., 2010)。セルフ・コンパッションは、失敗した自分に優しさ、敬意、正直さ、励ましをもって接することを意味し、モチベーションの向上とより良い結果につながる(Wohl et al.,2010)。

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