勉強がデキる人は知っている「25分の法則」 脳科学的に正しい「学習を忘れない」ための技術

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脳科学の観点からみる、効果的な勉強法「ポモドーロ・テクニック」(写真:wavebreakmedia/PIXTA)
「なかなか集中力が続かない」「せっかく勉強しても、すぐ忘れてしまう」とお悩みの方も多いだろう。しかし、人間の脳の特性を知り、それに合った勉強の仕方をすれば、誰でもこうした悩みから解放される。Googleやナイキ、ハーバード大学を法人顧客に持ち、『LIMITLESS 超加速学習──人生を変える「学び方」の授業』の著者でもある脳トレーナー、ジム・クウィック氏の、脳科学的に正しい「集中できる」「忘れない」勉強法を紹介しよう。

ポモドーロ・テクニック

まずは問いから始めよう。あなたは何かを読んで、翌日、その内容をきれいさっぱり忘れたことはあるだろうか。大丈夫、「ある」と答えたのはあなただけじゃない。

『LIMITLESS 超加速学習──人生を変える「学び方」の授業』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

心理学者はこれを「忘却曲線」と呼ぶ。一度覚えた情報が忘れられる割合を示す数式だ。

研究によれば、人間は覚えたことの約50%を1時間以内に忘れ、平均で70%を24時間以内に忘れるという。この曲線の上にとどまるのに役立つテクニックを紹介しよう。

研究により、人間は10分から40分たつと自然に集中力が弱まることがわかっている。それ以上作業を続けても集中が途切れだすので、かけた時間に対する見返りは小さくなる。

そこで僕は、「ポモドーロ」というテクニックを使うことをお勧めする。イタリア人のフランチェスコ・シリロが考案した生産性向上術で、「25分間作業、のち5分間休憩」のルーティンが最も生産性を上げるというアイデアをもとにしている。

出所:『LIMITLESS 超加速学習』
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