居心地は悪くないのに仕事で「もやもや」の正体 晴れない気持ちをスッキリさせるのは「越境」だ
「もやもや」は同じ場所にとどまることで生まれる
この「もやもや」の正体は何でしょう?
「もやもや」を辞書で調べてみると、煙や湯気が立ちこめるさま、実体や原因などがはっきりしない様子、心にわだかまりがあってすっきりしないさま、等とでてきます(出典:デジタル大辞泉)。「もやもや」の大元となるもや(靄)は、周りが真っ白になり完全に視界不良となる霧とは違い、うすぼんやりと先が見える状態のことを示すようです。
キャリアを巡る「もやもや」は、目に見えない何か壁のようなものに阻まれて、未来の自分が見通せない不安感といえるかもしれません。現実的には、自分の立脚点はある。置かれている状況は、次のようなことかと思います。
・与えられた仕事をきちんとやっていれば、日々はごく普通に過ぎていく
・大きな失敗や余計なことをしなければ、ある程度評価される
・周りは〝いい人〞が多いし、何か責められることはない
・毎月給料は自動的に振り込まれる
・ボーナスも貰えるし、業績がよければ増える
・年末調整も年金計算も会社がやってくれている
・福利厚生もきちんと整っている
・研修なども充実している
・健康診断もしてくれる
・ある程度の歳になると、人間ドックも受けられる
・この生活を失いたくないし、守るものも増えてきた……


















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