"太っている人"が知らない「心臓病」超怖いリスク 日本人の死因2位は「心臓病」!防ぐコツは?

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

メタボは男女共に年齢を重ねるごとに自然に増加し、年率約6〜8%前後増加するのが一般的といわれています。

しかし、2019年度から2020年度にかけては約13~17%増と、例年の2倍程度の増加率であることが明らかになっています。

メタボは男女共に年齢を重ねるごとに年率約6〜8%前後で自然増加するといわれている。しかし、2019年度から2020年度にかけては約13~17%増と、例年の2倍程度の増加率であることが図からわかる(図表『「100年心臓」のつくり方』より)

「コロナで家にいる時間が増えたから仕方がない」という人もいるのですが、メタボについてもっと危機意識をもってほしいと思います。

私自身、36歳のころはメタボでした。しかし、医者である自分が生活習慣病にかかってはいけないと生活習慣改善に取り組み、克服した経験があるのです。

コロナで一変した生活を見直し「100年心臓」を

新型コロナウイルス感染症により、私たちを取り巻く環境や生活習慣、心理状態などが、これまでとは大きく変化しました。

コロナにより拍車のかかった「過食」「運動不足」などの悪しき生活習慣は、「内臓脂肪の蓄積」とともに、「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」などの「動脈硬化の危険因子の悪化」につながります。

さらに、一変した生活は「心の乱れ」を引き起こし、ストレスとなって自律神経に「よからぬ影響」をもたらします。これらは「心臓の健康」にとって大きなマイナスです。

そんないまだからこそ「『心臓の健康』を思いやり、生活習慣の改善を心がける」ことがなによりも重要です。

若々しく生きて「100歳を達成する」ために、食事、運動、睡眠、そしてメンタルを見直し、「心臓にやさしい生活」を今日から始めてみませんか?

池谷 敏郎 医学博士/池谷医院院長

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

いけたに としろう / Toshiro Iketani

1962年、東京都生まれ。医療法人社団池谷医院院長。東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年、医療法人社団池谷医院理事長兼院長に就任。専門は内科、循環器科。現在も臨床現場に立つ。生活習慣病、血管・心臓などの循環器系のエキスパートとして、数々のテレビ出演、雑誌・新聞への寄稿、講演など多方面で活躍中。東京医科大学循環器内科客員講師、日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医。著書に『体内の「炎症」を抑えると、病気にならない!』(三笠書房)、『「血管を鍛える」と超健康になる!』『血管の名医が教える15歳若返る習慣』(ともに知的生きかた文庫)などがある。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事