肥満やメタボを解消することは、生活習慣病の元凶となる「動脈硬化」を予防し、心臓をラクにしてあげるために欠かせないポイントです。
それに加えて、メタボと心臓病の関係について付け加えたいのが、「ストレス」との関連です。
メタボは「自律神経」とも深く関わっています。自律神経には緊張しているときに優位になる「交感神経」と、リラックスしているときに優位になる「副交感神経」があります。
ストレスを感じて「交感神経」が過度に緊張すると、「ノルアドレナリン」が分泌されて、これが血圧を上げたり、血糖値を下げるインスリンの働きを邪魔したりするなどして、メタボのリスクを増やしてしまうのです。また、それが「心臓の病気のリスク」も増やしてしまいます。
実際に、メタボの人は交感神経がより活性化していることがわかっています。
つまり、メタボというだけで、「動脈硬化」が進むだけではなく、交感神経の緊張によって、「ストレスをため込んだ状況」になってしまっているのです。
メタボの人こそ「ストレスをためない生活習慣」を
ですから、メタボそのものの解消がまず大事であるのと同時に、メタボの人こそ「交感神経の緊張をさせない=ストレスをためない生活習慣」を心がけることが大切なのです。
特別なことでなくても構いません。家でゆっくりお茶を飲むとか、友達と会っておしゃべりをするとか、何か自分がリラックスできること、心が休まることがあれば、それでOKです。
できれば、その方法が「複数」あったほうがいいですね。
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