"太っている人"が知らない「心臓病」超怖いリスク 日本人の死因2位は「心臓病」!防ぐコツは?

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小

肥満やメタボを解消することは、生活習慣病の元凶となる「動脈硬化」を予防し、心臓をラクにしてあげるために欠かせないポイントです。

それに加えて、メタボと心臓病の関係について付け加えたいのが、「ストレス」との関連です。

【2】メタボの人は「ストレス過多」の危険性も

メタボは「自律神経」とも深く関わっています。自律神経には緊張しているときに優位になる「交感神経」と、リラックスしているときに優位になる「副交感神経」があります。

ストレスを感じて「交感神経」が過度に緊張すると、「ノルアドレナリン」が分泌されて、これが血圧を上げたり、血糖値を下げるインスリンの働きを邪魔したりするなどして、メタボのリスクを増やしてしまうのです。また、それが「心臓の病気のリスク」も増やしてしまいます

実際に、メタボの人は交感神経がより活性化していることがわかっています。

つまり、メタボというだけで、「動脈硬化」が進むだけではなく、交感神経の緊張によって、「ストレスをため込んだ状況」になってしまっているのです。

メタボの人こそ「ストレスをためない生活習慣」を

ですから、メタボそのものの解消がまず大事であるのと同時に、メタボの人こそ「交感神経の緊張をさせない=ストレスをためない生活習慣」を心がけることが大切なのです。

特別なことでなくても構いません。家でゆっくりお茶を飲むとか、友達と会っておしゃべりをするとか、何か自分がリラックスできること、心が休まることがあれば、それでOKです。

できれば、その方法が「複数」あったほうがいいですね。

次ページコロナ禍でメタボの増加率が2倍に…
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT