「不登校なんてへっちゃら」現役校長が断言する訳 学校に行かなければ勉強できないなんて思い込み

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不登校
社会で生きていくうえで何の障害にもなりません(写真:metamorworks/PIXTA)
勉強、学び、受験、学校、社会、人間関係……。
先の見えない時代、そして正解のない時代を、若者はどう生きていくべきか。そして親は、子どもをどう見守っていくべきか。
今ほど「少年期の人生戦略」が求められている時代はありません。
校長として40年間時代の先頭に立ち、子どもたちが自由に生きていくための学校改革を行ってきたカリスマ校長・工藤勇一氏が、初めて子どもたちに向けて書いた人生戦略の書『考える。動く。自由になる。』から一部抜粋、再構成してお届けします。

学校に行けないことを恥じる必要なんて、1ミリもない!

君は驚くかもしれないけど、不登校なんて、じつは「へっちゃら」です。

別に学校に行かなくても、本人らしく生きていく方法はいくらでもあります。不登校は社会に出て行くうえで、なんの障害にもならないのです。

僕は校長として、不登校の生徒にこう伝えています。

「進級、卒業については校長に全部の権限があるから、僕と面談さえしてくれたら進級もさせるし、卒業証書も渡せるよ。ただ、卒業証書は、中学校の全課程を修了したことを証明するものなんだ。本当にあげちゃうけど、いいかな?」

僕が必ず面談をするのには、2つの理由があります。

1つは、進級させてよいか、卒業させてよいかを本人と直接話すことで判断するためです。

そしてもう1つは、社会に適応していくためのきっかけと学びを与えていくためです。

かんたんに言えば、本人と社会とのつながりを残し、本人を元気にしていくためです。

「全課程を修了したと証明しちゃうけど、大丈夫? 卒業すると、もう1回中学校に通い直すことはできないよ。もし学び直したいなら、フリースクールもあるし、数は少ないけど、夜間の中学校、ネットで通える中学校もあるよ」

次ページ学校のすべての課程が社会に出るために必要ではない
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