「65歳の定年までいて何が悪い?」50代社員の憂鬱 「定年までいる社員」がダメなわけではない
50代でも5人に1人が「昇進したい!」
確かに「希望退職を募ると辞めてほしくない人から手を挙げる。この事態をどう防げば いいのでしょうか?」という相談は、「またか……」と呆れるほど聞かされてきました。 第三者から見れば、自分たちが切りたくて希望退職を拡大させているのに、何をおっしゃっているんだか。都合がよすぎます。
そもそも「辞めてほしくない人から手を挙げる」からといって、「定年までいる人がダメな人」というわけじゃない。ましてや、「定年までいる人=働かないおじさん」でも、「定年までいる=会社にしがみついている」わけでもない。それらはすべて、ただのイメージです。
これだけ転職のハードルが下がったご時世でも、40〜44歳の転職率は男性が3.6%で女性が7.7%。17人に1人程度です。多くの会社員は「会社に残る=長期雇用」という選択をしています。
また、労働政策研究・研修機構の調査によれば、
・既婚者は「長期雇用傾向」が強く、未婚者では「雇用流動化傾向」が強い
といった具合に、業種や家族生活の違いによっても違いがあります。


















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