不確実性は味方
<1969〜1988年 《戦略》
バークシャー・ハサウェイの経営権を取得し、業績不振の繊維業をやめ、保険業、投資ビジネスへの転換を図る>
どこかの企業の株を買う時は、その企業を丸ごと買うとしたらどうだろうと考えます。それは近所の店を買う時と同じです。もしどこかの店を買うとしたら、その店について全部を知りたいと思うでしょう。
――『フォーブス』誌 1969年11月1日
人生設計を立てることがいいことだとは思いません。
――『フォーブス』誌 1969年11月1日
投資は世の中で最高の仕事です。
なぜなら、野球のように無理にバットを振る必要はないからです。
バッターボックスに立ったら、ピッチャーがいろんな球をどんどん投げてきます。「ゼネラルモーターズ47ドル! USスティール39ドル!」という感じで。でも、誰も「ストライク!」とは言いません。いい球を見送ったって、なんの罰則もないんです。
だから、一日中、自分の好きな球が来るのを待っていればいい。
そして野手が居眠りでもしたら、踏み込んで、かっ飛ばす。
――『フォーブス』誌 1969年11月1日
株式市場では、たくさんの愚かな人々と取引することになります。
まるで巨大なカジノにいて、みんな酔っ払っているような感じです。
だから、ペプシだけ飲むように気をつけていれば大丈夫です。
――『フォーブス』誌 1969年11月1日
未来がどうなるかは常に不確実です。株式市場では、上機嫌で賛成する声が多いからといってそれに従えば、非常に痛い目に遭います。
しかし、長期的価値に投資する者にとっては、不確実性は味方です。
――『フォーブス』誌 1979年8月6日
投資に関して我々がやっていることは、ごく普通の能力があればできることです。経営に関してもそれと同じことだと思います。
並外れたことをしなくても並外れた結果を得ることはできるのです。
――『フォーチュン』誌 1988年4月11日
無料会員登録はこちら
ログインはこちら