バフェットが株式投資するうえで絶対外さない事 1969~1999年、駆け上がる時に語っていた生声

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ウォーレン・バフェット氏
「投資の神様」として知られるウォーレン・バフェット氏の生声をお届けします(写真:Houston Cofield/Bloomberg)
誰もが知る成功者として有名なあの人も、ひとりの人間として、悩み、もがき、ときには本音、弱音、ジョークをぽつりともらすことがある。ときに、そうした等身大の言葉はどんな美辞麗句よりも力をくれるはずだ。
今回取り上げる人物は「投資の神様」とも名高いウォーレン・バフェット。株主への書簡やインタビューなどで彼が自ら語った「生声」を収録した『ウォーレン・バフェットの生声』より、バークシャー・ハサウェイを見事に立て直し、世界的投資家として名を馳せるまでの言葉を紹介する。

不確実性は味方

<1969〜1988年 《戦略》
バークシャー・ハサウェイの経営権を取得し、業績不振の繊維業をやめ、保険業、投資ビジネスへの転換を図る>

どこかの企業の株を買う時は、その企業を丸ごと買うとしたらどうだろうと考えます。それは近所の店を買う時と同じです。もしどこかの店を買うとしたら、その店について全部を知りたいと思うでしょう。
――『フォーブス』誌 1969年11月1日

 

人生設計を立てることがいいことだとは思いません。
――『フォーブス』誌 1969年11月1日

 

投資は世の中で最高の仕事です。
なぜなら、野球のように無理にバットを振る必要はないからです。
バッターボックスに立ったら、ピッチャーがいろんな球をどんどん投げてきます。「ゼネラルモーターズ47ドル! USスティール39ドル!」という感じで。でも、誰も「ストライク!」とは言いません。いい球を見送ったって、なんの罰則もないんです。
だから、一日中、自分の好きな球が来るのを待っていればいい。
そして野手が居眠りでもしたら、踏み込んで、かっ飛ばす。
――『フォーブス』誌 1969年11月1日

 

株式市場では、たくさんの愚かな人々と取引することになります。
まるで巨大なカジノにいて、みんな酔っ払っているような感じです。
だから、ペプシだけ飲むように気をつけていれば大丈夫です。
――『フォーブス』誌 1969年11月1日

 

未来がどうなるかは常に不確実です。株式市場では、上機嫌で賛成する声が多いからといってそれに従えば、非常に痛い目に遭います。
しかし、長期的価値に投資する者にとっては、不確実性は味方です。
――『フォーブス』誌 1979年8月6日

 

投資に関して我々がやっていることは、ごく普通の能力があればできることです。経営に関してもそれと同じことだと思います。
並外れたことをしなくても並外れた結果を得ることはできるのです。
――『フォーチュン』誌 1988年4月11日

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