毎年、就職活動シーズンになると「就活生が入りたい会社の人気ランキング」がマスコミを賑わわすが、上位にランクされているからといって、必ずしも「いい会社」であるとはかぎらない。
また、安定性、待遇などは申し分ないのに、なぜか志望者が集まらないのは、就活生の本音が別のところにあるのに企業側が気づいていないからかもしれない。
社会と経済が大きく変わってきて「長寿化」「社会のあり方の変化」「自動化」といった20世紀には見られなかった新潮流が、21世紀を生きる就活生の会社選びにも大きな影響を与えている。
働き方の未来を提示して話題になっている『リデザイン・ワーク 新しい働き方』著者のリンダ・グラットン氏は、同書でこれから選ばれる会社の条件をズバリ指摘している。それは、まだ日本の会社の多くの人たちが気づいていないトレンドである。
また、安定性、待遇などは申し分ないのに、なぜか志望者が集まらないのは、就活生の本音が別のところにあるのに企業側が気づいていないからかもしれない。
社会と経済が大きく変わってきて「長寿化」「社会のあり方の変化」「自動化」といった20世紀には見られなかった新潮流が、21世紀を生きる就活生の会社選びにも大きな影響を与えている。
働き方の未来を提示して話題になっている『リデザイン・ワーク 新しい働き方』著者のリンダ・グラットン氏は、同書でこれから選ばれる会社の条件をズバリ指摘している。それは、まだ日本の会社の多くの人たちが気づいていないトレンドである。
社会と経済の変化が促す働き方の新潮流
ユニリーバのモラグ・ライナーとプラシド・ジョヴァーは2017年、柔軟な働き方の採用に向けて動き出した。
ライナーは同社で未来の働き方に関するグローバル責任者を務めており、中南米部門の人事担当副社長を務めるジョヴァーは「新しい雇用モデル」に関するグローバル責任者でもある。ウルグアイのモンテビデオに拠点を置くジョヴァーは、私にこう語っている。
「狙いは、需要が高まっているスキルの持ち主を確保しやすくし、人材調達方法の選択肢を広げることにありました。そのために、人々がもっと職場に愛着を持てるようにし、長く働き続けてもらう必要があったのです」
未来に向けた働き方を設計するために、視野を広げて、社会と経済の普遍的な潮流にも目を向けなくてはならない。今後どのようなトレンドが加速し、それにより人々のニーズがどのように変わるかを知る必要がある。注目すべき潮流としては、「長寿化」「社会のあり方の変化」「自動化」を挙げることができる。
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