低迷「男子ゴルフ」来年は人気回復に期待持てる訳 石川遼や松山英樹にも適用「特別入会」プロが6人誕生

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男子は少しややこしい。歴史的にはPGAから独立したJGTOが1999年から賞金を稼ぐ場である男子ツアーを主管している。年1回、ハンディキャップや高校・大学のゴルフ部在籍など一定の条件を満たせば誰もが挑戦できるクオリファイング・トーナメント(QT)を行い、その順位によって男子ツアー出場権を与えている。

PGAのプロテストに合格しているかどうかは問われない。QTをクリアして試合に出られたら賞金を稼げるが、賞金ランクなどによる次年度のシード権を獲得できなければまたQTからやり直しになる。

逆に、PGAのプロテストに受かって会員になっても、PGAが主催・主管するトーナメントには出られるが、男子ツアーに出場できるわけではなく、JGTOのQTに出て出場権を得るのが道筋になる。

PGA特別入会者6人のうち5人はプロテストを未受験

「じゃ、プロゴルファーってどっちだ?」と思う方もいるだろう。

「資格」という意味では男女ともプロテスト合格者を指す。「試合でお金を稼ぐ」に特化した場合はJGTOのQTから上がってトーナメントに出て、周囲が認めてくれれば、ゴルフでお金を得るのでプロと呼ばれるだろう。成績によっては今回のようなPGAへの特別入会できれば、プロゴルファーの「資格」を得ることもできる。

PGA特別入会となった6人は、長野以外はプロテストを受けていない(プロテストに合格している長野はPGA入会セミナーの受講期間が短縮)。男子ツアー最終戦でその年の優勝者や賞金ランキング上位など限られた選手30人ほどしか出られない日本シリーズに、6人中4人が出場しており、その中でプロテストを受けていなかった3人に、男子ツアーで「稼ぐ」ためだけなら必要ない、PGA会員になる意味を聞いてみた。

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