こんなにあった!もう使えない「平成の節約知識」 その「ポイ活」もはやお得ではないかもしれない

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相次ぐ食品値上げと、光熱費上昇。世間にあふれる節約術は、今の時代に合っているでしょうか(写真:metamorworks/PIXTA)

長年、節約精神を伝道してきた筆者にとって、2022年は厳しい年だった。相次ぐ食品値上げに対抗できる手は少なく、そこに光熱費上昇が追い打ちをかけた。物価高時代を乗り切るための節約法をあれこれ探求してきた1年だったが、手詰まり感はぬぐえない。

しかし、ご時世とあって世間には節約記事があふれている。中には「それ、もう使えないのでは」と言いたくなるようなネタも散見されるのだ。

従来の常識のままだと、逆に損をすることもある。アップデートが必要な節約術について代表的なものを取り上げてみたい。

固定費のカード払いでポイントを貯める、は有効か

節約の一環として「ポイ活」を始めた人も多いだろう。手始めに、毎月決まって引き落とされる固定費をカード払いに変えるのが、ポイントを効率よく稼げる方法だと言われている。しかし、カード会社によっては、この常識も怪しくなってきた。

楽天カードユーザーが仰天したのは、2021年の変更だった。公共料金(電気、ガス、水道)、税金(国税、都道府県税など)、国民年金保険料のカード決済の還元率を、100円につき1ポイントから500円につき1ポイントに、還元率を大きく落としたのだ。

2022年4月には、ソニー銀行が発行するタカシマヤプラチナデビットカードが、やはり公共料金のポイント率を2%から1%に下げた。

同じくデビットカードだが、GMOあおぞらネット銀行も公共料金や税金を支払った場合のキャッシュバック率を、これまでの利用実績に応じた0.6~1.2%から、7月以降は一律0.3%に下げている。

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