成績が残念な子が直すべき「3つの生活習慣」 意外なところに「伸びない」理由が!

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そうすると少なくとも他への迷惑はかからなくなります。が、新しく前倒しで設定した時間、期限にはきっとまた遅れてしまうでしょう。これでは、遅刻癖は根本的には直ったとはいえませんね。

そこで、根本的に改善する方法として、これまでの経験から効果があった3つの方法をご紹介します。

効果が期待できる、3つの方法

1.親の遅刻癖を直す

保護者面談でこういうことがありました。

私 「裕也君はいつも数分遅刻してくるのですが、何か理由でもあるのでしょうか」
保護者 「いえ、特に理由はありません。塾に行く前に、いつもぐずぐずしていて、早く行きなさいと言っているのですが……」
私 「朝、登校するときは、いかがですか。遅刻はしていませんか」
保護者 「はい。朝も遅れ気味です」
私 「失礼ながら、お母さんは、しっかりされていらっしゃいますし、時間も守られていますよね」
保護者 「ええ。私は時間には気をつけている方だと思います」
私 「『子どもは親の言うことは聞かないが、親のすることは真似する』といいますが、当てはまりませんね」
保護者 「あ、そういえば主人に遅刻癖があります。子どもは父親が大好きなので、その影響かもしれません」
私 「その可能性はありますね」

このような会話が実際にありました。そしてそのお母さんは、ご主人に事の次第(親のすることを真似する)を話し、その後、ご主人の遅刻癖を改めました。そうすると、子どもの遅刻癖も改善し、時間を守るようになったため勉強にもメリハリがつき、学力が上がっていったのです。これは、一石二鳥の面談でした。

「まさか」と思われるかもしれませんが、本当の出来事です。子どもは親の影響を多分に受けて育つため、親の行動が改善されると、子どもの行動が改善されることは多いのです。これはその一例です。

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